■用途によって賢く選ぼう、オリーブオイル
美味しくて身体にいいオリーブオイル。近ごろは日本の食シーンでもよく登場します。しかし、店頭にさまざまな産地やブランドのオリーブオイルが出回っているため、どれを選んでよいか分からないという方もいらっしゃいます。オリーブオイルを選ぶ目安としては、以下の点を注意して見てください。


「バージンオリーブオイル」と表記されているものは、採れたばかりのオリーブの実から搾った一番搾りで、風味と香りに優れ、サラダやマリネなどの生での使用に適しています。その中でも最高クラスとされるのは、風味官能検査で味や香りに欠陥がまったくなく、酸度0.8％以下の「エクストラバージン オリーブオイル」です。もう一つは、品質がワンランク下のバージンオリーブオイルを精製したものと、品質が中程度の「ピュア・オリーブオイル」をブレンドし、酸度 1.0% 以下にしたもの。このタイプは一般的に「オリーブオイル」と呼ばれていて、焼き物や炒め物に多く使われます。


■「オイルの芸術」オレウム・アルティス
ご紹介する「オレウム・アルティス」は、オリーブオイル生産世界一のスペイン産。数あるエクストラバージン オリーブオイルの中でも、酸度は驚異の0.2％未満と最高クラスです。
スペインの首都マドリードからほど近いアルデア・デル・フレスノに居を構える マルケス(公爵)・デ・グリニョン社が作るオレイム・アルティスは、ラテン語で「オイルの芸術」を意味します。2013年に開催されたオリーブオイルガイド「FLOS OLEI（フロス・オレイ）」では、100点満点中98点の最#12220;得点を獲得。世界で最も優れたエキストラ・バージン・オリーブオイルとして表彰されました。


■日本でもその美味しさは実証済み
日本では、2015年に開催された日本オリーブオイルソムリエ協会（中立的な第三者機関）主催の「OLIVE JAPAN」で最優秀PREMIER賞を受賞。続く16年、17年、18年も金賞を連続受賞し、2019年コンテストでも、全800種のエントリの中から、再び最優秀PREMIER賞を獲得しました。
日本オリーブオイルソムリエ協会の新刊「決定版！本物のオリーブオイルはこれを選びなさい(小学館)」で紹介されているほか、一昨年発売した「オリーブオイルの至福（小学館）」では、優れたオリーブオイルの一本として表紙を飾っています。


■オリーブをそのままかじったような味わい
その味の違いは歴然。あるお客様からは「オイルというよりオリーブそのものにかぶりついているような味わいでした。食べるオリーブオイルのごとく」と、うれしい評価もいただいています。
ボトルは、98％紫外線をカットするボトルを採用。色合いは、ほのかに緑みを帯びた黄金色。芳香も強く、グリーントマトや緑のアーモンドを思わせます。口に含むと、見事に凝縮した野菜、ナッツ、バナナのような味わいが広がります。ポリフェノール度が高く、ピリッとした心地よい刺激を感じ、長い余韻を楽しめます。


スパイシーでちょっと滋味や苦みのある味わいは、パンにそのままかけてシンプルにいただくほか、サラダやマリネ、パスタ、温野菜、お#12226;料理、冷製・温製スープなどにもお使いいただけます。また加熱調理や揚げ物にもぴったりです。

■オリーブオイルの弱点は高温と光と酸素
どんな高品質のオリーブオイルでも、保存方法が適切でないと香りが劣化したり、退色したりします。火を使うキッチン周りに置いたり、直射日光が当たる窓際に置くのはやめましょう。美味しいオリーブオイルを最後まで美味しく味わうため、必ず冷暗所で保管し、開封したら1〜2ヶ月以内を目安に使い切るようにしてください。【賞味期限：2023年12月末】


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